日々の練習は、聴いてくださる方と作品の世界を共有して幸せな音楽時間を共にするためにするのですが・・・
その練習のやり方が大切なのは、言うまでもありません。
“練習”というと、とかく、ピアノに向かって弾きまくるイメージを持っている人が少なくありませんが・・・
それはきっと昭和の時代の「巨人の星」とか「あしたのジョー」とか「アタックナンバー1」とか・・・スポ根漫画の見過ぎです(笑)
練習には終わりがないので最初が肝心。
ピアノに向かって弾き始める前の準備として
練習番号をつけることを勧めます。
というか・・・
是非やろう!
練習番号とは
練習番号と言われても、そもそもピアノのソロしか弾いた事がない方には馴染みがないかもしれませんが、オーケストラや吹奏楽など合奏ではふつーのこととして、楽譜に番号や記号が振ってあります。
練習番号とは、楽譜につける番号や記号のことです。割と大きめなフレーズのように区切りのよいところに目印のように付けます。
練習番号は、文字通り
①, ②, ③, ④・・・
のように番号の場合と
A, B, C, D・・・
のようにアルファベットの場合があります。
数字の場合もアルファベットなどの場合も、どちらも練習番号と呼びます。
(なぜか練習記号とは呼びません)
なぜ練習番号をつけるの?
なぜ、楽譜に練習番号をつけるかというと・・・
オーケストラや吹奏楽など沢山のパートでアンサンブルする際に(特に練習中)途中から演奏する時にどこから始めるのかメンバー全員が共有していないと混乱してしまうからという理由があります。
ピアノなら、同じ版を見ていれば
「3ページ目の3段目・・・」
で話が通じますが・・・
オーケストラや吹奏楽ではそうはいきません。
オーケストラや吹奏楽では色んなパートがあり、それぞれのパート譜というのは、「同じ曲なのか?」と思うほど違う譜面づらをしています。
なので、パート練習でも合奏でも、
「では、《C》から」
とどこから始めるのかを練習番号で指示します。
【おすすめ】ピアノの楽譜に練習番号をつける
ピアノは一人で弾くので、練習も自分の都合でどこから始めようと何度繰り返そうと“勝手”。
練習番号がなくても困ることはありません。
しかし、直接困ることはなくても、やっぱり考えた方はいいです。
なぜかというと、
オーケストラや吹奏楽では
指揮者が曲全体を把握していて
演奏を統括し進めていきますが、
ピアノはひとりなので
全て自分で仕切らないといけません。
指揮者と同じくらい曲について理解し、音楽をつくらないといけないのです。
・・・でその一歩として、
曲の構造を理解する第1歩として、練習番号をつけて考えましょう。
練習番号のつけ方は、人それぞれですが、私のやり方をご紹介します。
いわゆる三部形式の曲の場合、まず、大きな”段落”に
A・B・C
と練習番号をつけます。
その中で2~8小節くらいの小さなフレーズを区切っていきます。たとえば、
A-1、A-2、A-3・・・
B-1、B-2・・・
C-1、C-2・・・
のように。
長い曲の場合は、Aの中でさらに段落が分かれることがあるので、そうしたら
A-1-i、A-1-ii、A-2-i、A-2-ii、A-3-i・・・
B-1-i、B-1-ii、B-2-i・・・
C-1-i、C-1-ii・・・
のように。
どこで区切るか迷うかもしれませんが、フレーズが替わるところで細かく区切ってしまいましょう。
練習番号をつけることで、練習にも暗譜にも役立ちます。
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練習を始めるぞ~!
いつも曲の最初から弾き始めていませんか?
本番で暗譜が飛んだ時に、
最初に戻らないと弾けない・・・
なんてことありませんか?
暗譜が飛んだら先へ飛びましょうね。
具体的な練習番号活用法が次です↓↓↓

